この記事はHudl.comの”The Basics: It All Starts with Clips“を翻訳したものです。
ビデオからクリップとプレイリストを作ること、そこがHudlのスタートです。
コーチなら誰だって、退屈なビデオミーティングの経験があるでしょう?選手は集中力をなくし、アシスタントコーチは早くフィールドに出たくてイライラし、主役のはずのビデオ、誰も見ちゃいません。
試合全体のビデオから短いクリップを作ること、ビデオミーティングの成功の鍵はそこにあります。見せたいところだけをスキップできて、シーンを探す無駄な時間を使う必要がありません。
はじめの一歩
Hudlなら、このクリップを作るのはとても簡単です。試合のビデオを見ながら、「ここだ」という瞬間を見つけてクリップにし(Create Clip)、そしてプレイリストを作るのです(Add to playlist)。ビデオミーティングの前に、そのプレイリストをメンバーと共有しておきましょう。1試合のビデオを延々見せられるより、選手はずっとビデオに集中できるし、コーチは自分の伝えたいことだけを伝えられます。
タグをつけておけば、もっと効果的にシーンを選択できます。ワンクリックで関連した映像をすべて編集して、プレイリストにすることができます。
プレイリストの組み立て
クリップができたら、次はそれを整理して、指導に役立つプレイリストを作りましょう。プレイリストがあれば、毎日の指導はずっと楽になるし、より伝わるビデオレビューができますよ。
オフェンスのような一般的な項目でも、左からの攻撃といった特定のプレーでも、好きなように焦点を当てることができます。つまり、自分がどのようにビデオライブラリーを整理したいのか、肝心なのはそこです。シーズンが進むにつれてプレイリストのシーンの数は増え、指導をしっかり支えてくれるでしょう。個々のクリップに名前をつけておけば、数が増えても混乱しません。
さらに学習効果を早めるために、プレイリストを選手個人とも共有しておきましょう。その選手のためだけに作ったプレイリストは、あなたの言葉をさらに強めてくれます。シーズンが進むとともに追加されていく新しいシーンが、その選手の成長を物語ってくれます。
もし、特定のポジションなどの複数の選手に共有したいなら、グループを指定して共有することもできます。
コメントから始まるコミュニケーション
クリップにコメントを加えて、あなたの考えを伝えましょう。一つのプレーの中にはたくさんの要素が含まれるので、集中すべきところをコメントで示してあげるのです。複数の選手に対して、それぞれコメントを加えることもできます。
コメントに対して選手からの返事があれば、そこから会話の始まりです。チームのメンバーも会話に加わり、コーチと意見を交わすことができます。答えを聞くのに、練習の時間まで待つ必要はないのです。
議論の方法はコメントだけではありません。アップデートした描き込み機能も使うことができます。
描き込みでさらに詳細に
描き込みツールを使って、さらに指導を充実させましょう。コメントの内容を、さらにわかりやすくしてくれます。
注目させたいポイントを示すなら、円で。サイズや位置は自由に調節できます。
選手にクイズを出してみませんか?矢印とコメントを使って、質問してみるのです。矢印はもちろん、走るべきルートを示すのにも使えますね。
フリーハンドのツールを使えば、自由な線も描き込めます。
こうしたツールを使えば、ビデオの内容はもっと印象的に選手に伝わります。描き込んだ情報はPCからだけでなく、もちろんモバイルのHudlアプリでも見ることができるので、いつでもどこでも予習、復習できます。
(翻訳:橘 肇)